青フェス2015開催報告
10月25日から27日まで開催しました青フェス2015が無事終了しました。
ご出展頂きました皆さま、ご協力して頂きました皆さま、ご来場頂きました皆さま、ありがとうございました!
「青フェス」は、日本の企業が持つ優れた技術にCMF® デザインの視点で新しい価値を持たせ、市場を創造、日本のものづくりを活性化することを目的としている展示会です。技術サンプルにデザインで感性価値を加えると、今まで気づかなかった魅力が見えてきます。『技術を素材に、素材をデザインに』をテーマに2011年から開催しています。
5回目の開催となった2015年は、昨年よりも400人以上の来場者が増え、3日間で1300人以上の方々にお越し頂きました。青フェスは来場者の約5割以上がデザイナーという、他の技術展とは異なる特徴を持っています。例年通り、自動車、家電関係のメーカーに加え、雑貨や家具など幅広いジャンルのメーカーのインハウスデザイナーをはじめ、フリーランスやデザイン事務所のデザイナーにも例年に比べたくさんお越し頂きました。開催日程を3日間に延長、日曜日を開催日程に加えることで、平日に時間が取りにくい方々にもお越し頂けたことが集客に繋がりました。
また、 「小売・卸・商社」に属する百貨店や店舗を持つ企業や「広告・印刷・出版」などのジャンルの方々にもお越し頂き、「CMF」の認知度、注目度が拡がってきています。
今回は特殊加工技術や印刷、繊維、新素材などの技術や素材メーカーが15社出展しました。
各出展メーカーの独自の技術をプロモーションするために、目的とする事、狙っていきたい業界などのターゲッティングを事前に行い、サンプルデザインやディスプレイに反映。私たちが技術を理解した上でデザインすることで、長所や特徴を活かしたサンプルデザインやディスプレイに繋げました。
企画展として会場内で開催した「 Digital Meets CMF 」は株式会社Kabukuと共に、3Dプリンターで製造されたプロダクトと親和性の高いCMF ®技術を共同で開発。3Dプリンターによる造形から仕上げまでの工程をワンストップで行うサービスの事例を展示しました。デジタルものづくりとCMFの新しい融合の検証に今後の可能性を感じて興味を持って見て頂きました。
青フェスはデザイナーに直接アピールでき、コミュニケーションが図れるという点で他に類を見ない展示会です。来場者の多くは、出展メーカーの皆さんの熱心な姿や説明に対して好印象を持ち、興味深くコミュニケーションを取るシーンが多く見られました。17:00から夜にかけては常に人が途切れることなく来場し、カジュアルな雰囲気のなか、コミュニケーションが多く生まれていました。
3日間を通じて、様々な業界の来場者に対し、他では得ることができない新しい素材や技術などデザインのインスピレーションになる情報を提供し、熱量の高さを感じる3日間となりました。
青フェスは来年も開催予定です。
青フェスの開催に際して、ご意見やご感想などありましたらぜひお聞かせ下さい。